とどのパラレルワールド

もし、亜光速で飛んだら、どうなるだろう？

光に限りなく近い、亜光速の速度で、光を追いかけるんだ。


アインシュタインが、光について、とことん誰よりも早く〝考えた〟のは有名だけど

誰もが、それを、何らかの形で出来るんだ。

光とは不思議だ。

例えば、地球上から、光と光速宇宙船を飛ばしたら

地球上からは、同じに見える。

これは、雑学とかでも、比較的よく知られている現象だ。

では、宇宙船からは、どう見える？

やっぱり、光の速さで、光は遠ざかっていく。

地球から見た光は、光速宇宙船と同じ〝速度〟で飛んでいるのに

・・・いや、まてよ？

そもそも、地球上から、光って、観測できるんだろうか？

ううん。今はここはよそう。物体なら、素粒子でも観測できそうだし…。

話を戻そう。

〝光はパラレルワールドの痕跡だ！〟

聞いたことがある人もいると思う。

そもそも、〝多世界解釈〟とは、〝コペンハーゲン解釈〟などに並ぶ

現代物理学の〝不確定性原理〟から導かれた

〝粒子と波の二重性〟に関する、理解の方法の一例なのだ。

で、粒子は〝運動量〟を持っていて、〝古典物理学‐ニュートン力学〟のような形で

〝観測〟できると思うんだけど

同時に〝波〟としても観測できるため・・・


ん？ だから、波だからどうしたって？


誰でも、考えていけるよ。それが楽しいんだ。

要は、波だったら、困ることがあるでしょ？

古典物理学の法則に衝撃を与えた、現代物理学の発見は

波の性質があるということは、〝位置が測定できないのではないか？〟ということだ。

つまり、〝自由落下〟とか〝等速直線運動〟とか

〝あまりにあたりまえ〟のものも〝波動〟だったら、意味を成さない。


この〝運動と波〟が両方とも、〝等価〟の〝存在〟であれば


・・・そうだね


存在とは…何か？

で、波をこれまでの常識で考えると

〝存在の確率〟あるいは〝そこ(この位置)に存在する確率〟

として考えられると、分かってきたんだ。


分布・・・なんだね。分布しているんだよ。


これを〝ミクロ(微視的)〟の原理だとすると

僕らが日ごろ見ている世界は、〝マクロ(巨視的)〟な原理だと言える。

マクロでは、マグロがマグロであるように

おいしいだけさ♪

マクロでは、特に〝波〟として〝物体が不確定〟ということはないけど

光とか、縞模様的な〝波〟として見えもするので

〝ミクロ〟の存在を示唆できる。

ちょうど、〝工学的なホログラム〟の原理がそうなように。

単なる〝運動力学〟では、〝存在の正確な位置〟を測定するには不十分だと分かった。

この分野の論考は種々あるとして

今回話を進めたいのは、〝存在の揺らぎ〟というものが導かれる・・・

波・不確定・・・

これらが〝強固な現実〟を意味するとすると

〝今‐時間〟こそが 世界で

あらゆる〝今‐時間〟が存在していないと

今ある一つの〝今‐時間〟も、消えてなくなる、んじゃないかな？？

やっかいなのは、この〝今‐時間〟は、子どもで顕著な把握的知性では

まだわからないということ。

因果論として、〝努力が大切〟とか〝宿題をしなければ明日が困る〟とか

そういった〝過去の後悔･未来の憂い〟の〝線形時間〟とは違うんだ。