2014年06月28日

宇宙(そら)の冒険 Part31 ~少数精鋭の未来~

茂「賢三さんの社会には、センタリングプレイヤーという祈りの実践があったそうです。この名称は、少数の多民族が総合的に暮らしている、緑の総合団体の意味であり、地球の英知の中心、又は、総合的科学・宗教を包含する、地球市民社会の中心地です。タイムマシンもここで造りました。」

宇宙「たしかに・・・大きいっていうか、ほんっとにアフリカ大陸なの?」

茂「はい。我々の世界は、11回の緑の大革命により、人々の遺伝子を操作し、特殊な技法なしに子供をつくれないようにしました。そして、現在、人口は、2000人程です。」

宇宙「えーーーっ。それでよくタイムマシンとか作ったねー。」
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2014年06月29日

宇宙(そら)の冒険 Part32 ~あらゆる英知をインストール~

茂「はい。バーチャル技術が開発されていたので、地球上のあらゆる英知を簡単に人にインストールでき、知識に困ることはほとんどありませんでした。」

賢三「要は、人権等の法律的拘束力が、私らの時代では考えられんようになっとるちゅーわけじゃな。」

宇宙「なるほど・・・。どんなにぶっ飛んでても、2000人の過半数を説得すればよい…」

茂「まぁ、反対派はいません。過去の悲劇もインストールしますから…。」

宇宙「えーーーっ。それいいのーー」

茂「もちろん、心理的安定の基礎と、どうすれば実践できるかの正しい見解も、インストールします。」

賢三「そーいや、ここって、涼しいよね。」

茂「はい。11回の緑の革命を経て、地球の気温がここ数百年の自然気温から4.8℃ほど下がりました。気候メカニズムも変わり、このGユニットが最適の気候です。」
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2014年06月30日

宇宙(そら)の冒険 Part33 ~いのちはぐくむ 小さな一歩~

宇宙「生物がたくさんいたんだよね。絶滅危惧種が僕の世界でも問題になっている!」

茂「はい!あなたたちの世界がそうなように、ご先祖様がGユニットの危惧をうれいてくれたおかげで、こうして、多数の生命が残って、再び生態系の複雑系進化が始まったのです。」

賢三「なるほどー。私の世界じゃ、21世紀初頭から、環境問題についての研究はかなり熱心だったなぁ。この世界でも当時同じようにしてて、役に立った研究だったんだねぇ。」

宇宙「シゲルさんって、なんさいですかーー(・∀・)」

茂「ボクはね・・・37歳です。現在の西暦は…2170年ですねー。」

宇宙「賢三じーさんの世界から、ちょうど100年・・・か。」
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2014年07月01日

宇宙(そら)の冒険 Part34 ~りりしい☆ヒロイン♡ 登場!?~

茂「ここが、部屋です。私たちは皆家族です。おーい!幸恵(ゆきえ)ーおいで―――!」

彼女は、茂研究員の娘だった。なぜ日本名かというと、書物が読みやすいから、インストール技術と併用して、日本語を共通語にした、という。

宇宙「初めましておじょーさん♡」

賢三「おおーー!?色気づきよったのー」

幸恵「あたしー!そーいう回りくどいの、嫌いなのーー。昔は、男女が離れて区別されていたじゃない?そーいう粗い分断が原因で、この世界は、滅びかけたのよ??」

2人「えーーーーー!?またなんだか・・・」
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2014年07月02日

宇宙(そら)の冒険 Part35 ~〝ゆき〟と〝さち〟(・∀・) 次なる目的は・・・!?~

茂「端的に言おう。さっちゃんには、この2人とともに、彼らのいたような未来の過去に行ってほしい。その前に、この世界のことを話してお上げ。ではお二方、お任せしますね♪」

宇宙「この人も、なんだか、端的すぎない?」

賢三「よーし。じゃあ、レディをさっちゃんと呼ぼー。」

宇宙「そーね。さっちゃん。ヨロシク♪」

さっちゃん「ふふふ。ではいくよ。」

賢三「ノリでさて次の展開へ話は進みます♪ってことな。」

宇宙「さっちゃんは、ティーンエイジャー?」

さっちゃん「17よーーん。」

賢三「ふみゅふみゅ。ええなぁ・・・。」
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2014年07月03日

宇宙(そら)の冒険 Part36 ~ 知欲の戦争 ☆科学が牽制しあう20世紀!☆ ~

さっちゃん「まず話すけど、この世界は、1968年に、知欲の戦争っていう、いわゆる知識・技術を奪い合う戦争が始まったわけよ。ケンゾーの言ってた、冷戦みたいなもの? で、火薬とか、石炭とか、いろいろ奪い合って、どこの国が優れてるー?って科学の競争みたいのが始まったの。」

宇宙「ちょっとまって!?核兵器…、原子力系の技術とか、発電はどうなったの?」

さっちゃん「そんなものなかったわよ!」

宇宙「どっしゃーーーー(・∀・)」

賢三「ほんと、緩やかに歴史が展開してるね。」

宇宙「そうか・・・。だから、ここでは、世界大戦で核兵器が使われなかったんだ…。」

さっちゃん「いいえ!その核兵器で、世界は滅びたのよ!!」
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2014年07月04日

宇宙(そら)の冒険 Part37 ~御船で世界大戦~

賢三「まず、20世紀前半の話を聞かせてあげて♡」

さっちゃん「そうね。とりあえず、ケンゾーの世界の話から察するに、私の世界では、2度の世界大戦があったわ。でも、大戦は、船で行われた。それでも、当時、画期的な技術で、今では、タイムマシンが来てたんじゃないかって思ったくらい。」

宇宙「なるほど。じゃあ、大航海時代って、あった?」

さっちゃん「その頃までは、ケンゾーの歴史と大差ないわよ? ただ、大規模な魔女狩りは、ケンゾーの歴史ほどじゃなかったと思う。その代わり、疫病が半端なかった…。」

賢三「つまり、疫病を治す医学が持ち込まれた世界では、魔女狩りが悪化した…」

宇宙「でも、日本があったんだから、歴史はさして変わってないよね?」

さっちゃん「織田信長はいたし、徳川も明治もあったけど、大正が60年くらい続いて、その後、年号が英知になったわ。」
posted by とど at 19:51| 宇宙(そら)の冒険 | 更新情報をチェックする

2014年07月05日

宇宙(そら)の冒険 Part38 ~そーだといいなぁ・・・~

宇宙「そこは、昭和じゃないと寂しいねー。僕の世界では、ちゃんと賢三じーさんと同じ平成だよ。」

賢三「私の時代は、大正が1926年終了で、15年間しか続かなかった。」

宇宙「その後昭和が、57年間続いた。」

賢三「ありゃま。」

宇宙「まさか・・・。確か、バブルと関係していたようないなかったような…」

さっちゃん「ケンゾーの時代はね。昭和64年よ!」

宇宙「さすがに頭痛くなってきました♪」

賢三「首相とか違ってるのに、同じ年号って奇跡だよね。」

さっちゃん「日本は、それだけ心から、平成を願っていた・・・ってことじゃない?」

2人「そーだといいなぁぁぁーーーーーーーーー( ;∀;)」
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2014年07月06日

宇宙(そら)の冒険 Part39 ~技術革新という名の冷戦~

2人「めそめそ・・・」

さっちゃん「だって、2人の歴史って似通ってる上に、ケンゾーの方は、世界が崩壊してるんだもんね(-_-)」

宇宙「じゃーさー。続きを聞かせてよー。」

さっちゃん「そうね。とりあえず、2010年くらいまで、世界はちまちま技術革新を見せびらかす、政治的戦争をしてたの。TVは、あなたたちの言う当時のやつが、1970年くらいから普及して、カラーのは、75年くらい。ハイビジョンなんてものは、なかったわ。」

宇宙「ってか、PCって、いつできたの?」

さっちゃん「2070年よ!」

2人「えーーーーーーーーーーーー|д゚)」
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2014年07月07日

宇宙(そら)の冒険 Part40 ~す‥少なっ|д゚)~

宇宙「だってさ。賢三じーさんの地球、滅びてるんだよ?」

賢三「・・・・・・・・・・・」

さっちゃん「まず、核となる出来事を知らなきゃ。」

宇宙「核!?」

賢三「原子力の話じゃないよ。キモだよ。」

さっちゃん「同じようなものよ。」

賢三「はてさて。」

さっちゃん「2010年当時、世界人口が、8億人を超えた。」

宇宙「す‥少なっ|д゚)」
posted by とど at 21:33| 宇宙(そら)の冒険 | 更新情報をチェックする