2014年06月18日

宇宙(そら)の冒険 Part21 ~120億の境界~

賢三「つまり、途上国の人々を、まるで平等のはずの現代社会においても、差別化してきた。そのせいで、私の現代社会は…もう。」

宇宙「切り離された人々は、発展のために、大量の化石燃料を使い続けた。」

賢三「その通り。しかも、1950年には、人口は120億人にまで増加。誰も、もう止められなかった…。」

宇宙「そりゃ・・・、僕の世界でも、この増加率は異常だもん。」

賢三「いつになっても、この世界は分断されていて、食うための利益システム、法律を文字通り解釈すれば、何だってしていい、法律を恐れ、社会が境界でいっぱいになっていた…」

宇宙「少数の人は、何かしらのことを言っていたけど、多数主義だった?」

賢三「驚くべきことは、なにが正しいか、考える文化が、すっぽりと抜けていたこと。」

宇宙「聞く限り、あなたの世界では、子どもから大人まで、ストレスを与えることが教育と呼ばれているようだ。」


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2014年06月19日

宇宙(そら)の冒険 Part22 ~人類は選択しなかった(≧▽≦)~ ☆命の重さ☆

賢三「いかにも。そして、ストレスから、人々は生殖に走った。先進国の少子化は、一足遅く、逆に、若い世代に負担をかけていった。私は、できることはしたが、ニュースでは、結局、人口抑制、文明縮小、欲望論、内的な深いことを排斥し、ひたすら無限ループに落ちていった。」

宇宙「要するに、人口爆発と環境破壊を止められなかったという、社会的象限の事実によって、宇宙船地球号はもう使えない瀬戸際まで来ていた!?」

賢三「2060年。人口抑制のため、核兵器を落とそうという案が持ち上がった。もう、飢餓で、30億人余りが死に、総人口は、90億人程になっていた。」

宇宙「で!??((+_+))」

賢三「人類は選択しなかった(≧▽≦)」
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2014年06月20日

宇宙(そら)の冒険 Part23 ~第3次世界大戦が起これば地球は消えていた!~

宇宙「そうか・・・(・∀・)」

賢三「そんな悲劇を背負ってまで、私たちは生きたくはない。そんなことをすれば、この世界が地獄になる。」

宇宙「みんなは、最後の最後で、理性のための死を選択できたのか。」

賢三「されど遅かった。どちらにしても、宇宙船をつくる技術も、移住という具体的展望も、何もなく。」

宇宙「産業化や情報化という技術は、我々に進化と変化、そして、享受することからの挑戦を生み出した。」

賢三「本来よいはずの科学が、有限の環境と手を取ることができなかった。」

宇宙「極論を言えば、第3次世界大戦が起これば、地球は消えていたでしょう。核汚染が起これば、生物は生きてられない。」
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2014年06月21日

宇宙(そら)の冒険 Part24 ~巨大な核戦争を経験したタイムトラベラー~

賢三「でも、私の歴史には、第3次世界大戦を経験したというタイムトラベラーがいた。アメリカ人だ。2000年ごろにこっちを訪れた。2036年ごろと言っていたけど、第3次世界大戦が2015年に勃発し、30億人が犠牲に。半数の人類が、痛みとともに、新しい人生を・・・」

宇宙「そんなことが・・・でも、核戦争が勃発して、まだ地球が無事なんて、奇跡。」

賢三「そう。今なら思う。彼の世界では、人類は、生を選択した。しかし、一度でも核兵器の世界戦争を起こせば、それはもう、おこさなかった世界より、はるかに潜在的によくないもの・・・と私は思う。」

宇宙「たとえ、このような世界の終わりを迎えようとも。」
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2014年06月22日

宇宙(そら)の冒険 Part25 ~私の世界をほめてほしい~

賢三「2036年の未来では、そのタイムマシンという技術が、はるか未来からきたものであろうことに、異論の余地はない。」

宇宙「そんなものが来ている時点で、産業化、情報化が、不自然にもたらされたのも、納得がいく。」

賢三「されど、環境破壊を克服する道が用意されていれば…第3次大戦がなかったのだから、我々の世界は、優秀だったと、ほめてほしい。この歴史を知れば、2036年の方がどうであれ、核戦争を起こそうと考える輩が出るかもしれない。それだけは、阻止しなければ。こんな、タイムマシンなどというものがあるのなら…。」

宇宙「ケンゾーさん。気持ちは分かります。でも、あなただって、タイムマシンは好きだったはずだ。きっと、僕の未来は大丈夫。信じて。」

賢三「アリガトウ、ソラ君。」


[次回、新展開!!? ~お楽しみに(≧▽≦)~]
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2014年06月23日

宇宙(そら)の冒険 Part26 ~夢のノリ冒険~

賢三「よし!ソラ君!では、さらに未来に行こう!!」

宇宙「えーーーーーーーっ|д゚)」

振り回されっぱなしだな。この人には(笑)

賢三「このタイムマシンは未来の人からもらったって言ったよね?」

宇宙「ホントはどうしたの(笑)」

賢三「貸していただきました(・∀・)こんな魔界にいつまでもいてもねぇ・・・( ;∀;)」

宇宙「よしよし。かえりたいーー( ;∀;)とか言わないから、こうなったら、夢のノリ冒険するよ(^^♪」

賢三「ふふふ。デハ。」

ブウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン・・・

タイムマシンがワープした。
posted by とど at 21:07| 宇宙(そら)の冒険 | 更新情報をチェックする

2014年06月24日

宇宙(そら)の冒険 Part27 ~ここは、緑豊かなどこか国♪~

ここは、緑豊かなどこか国♪

宇宙「日本でしょ?」

賢三「そーだよー(・∀・)」

宇宙「ってことは・・・な・・・なにもねええええーー」

賢三「日本はないらしいよ(笑)」

宇宙「もしかして、さっき以上の悲劇が…」

そこは、とても豊かで、空気もおいしかった。要は、僕が住んでいる場所のさらに未来ということだろう。

宇宙「一体西暦何年なんだろう?」

賢三「ふふふ。おたのしみ♪」

宇宙「このじーさんめー(^^」
posted by とど at 20:44| 宇宙(そら)の冒険 | 更新情報をチェックする

2014年06月25日

宇宙(そら)の冒険 Part28 ~不自然に緑(・∀・) かつては… ~

賢三「ここはねー。かつて日本だった国。原形はとどめてると思うよ。」

宇宙「なんでこう不自然に緑なの?」

賢三「なんかねー。革命がおこったらしいよー。第11次緑の革命らしい。」

宇宙「あんたくわしいな(笑)」

賢三「うん。拉致られてた時に、わんさか話したよ。お茶しながら。」

宇宙「じゃあ、僕の時代で食べたのが初めてじゃなかったのか…。」

賢三「だってさー、いろいろあるじゃろー。うまいのが。」

宇宙「そういえば、街とかどうなってるんだろ?」
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2014年06月26日

宇宙(そら)の冒険 Part29 ~今では…。~

言うなれば、いい感じの雑草に覆われた、いい感じにただ廃墟の建物が、こうもびっしり・・・(笑)

賢三「ガラス割れとるでしょ?そういえば、私は、よく乗り放題切符で旅したなぁ…」

宇宙「あー。僕も。5枚つづりのが8000円なんだよー。車が結構規制されてて高かったから。」

賢三「私のは、もうちっと値が張ったけど、他にもお徳用の切符があってねー。それと組み合わせたりして。ラーメンとか海鮮丼とかおいしかったなぁ…。」

宇宙「僕は、鍋類にはまったなー。地元がプアじゃいけないからって、きりたんぽ鍋とか、安くておいしい浄土料理が、駅前にわんさかあるんだ♪」

賢三「ふーん。そんな良き日本も今では…。」

☆「廃島だったんですよ―!当時は。」

宇宙「ど・・・どなた(・∀・)」
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2014年06月27日

宇宙(そら)の冒険 Part30 ~センタリンググリーンユニット~

☆「迎えに来ましたよー、賢三さーん。」

賢三「オー久しぶりじゃの同胞よ。彼は、未来研究員茂(シゲル)!この、緑の惑星、宇宙船地球号の、日の丸地区総合責任者じゃ。」

宇宙「ひ・・・ひのまるちく・・・(・∀・)」

茂「質問にお答えしましょう。そーですねぇ・・・まず、緑の革命から・・・」

賢三「いんやー。まず研究所に行こう。アフリカ大陸に本部があるんだったね。」

その大地は、今や、センタリンググリーンユニットと呼ばれている大陸だった。
posted by とど at 19:47| 宇宙(そら)の冒険 | 更新情報をチェックする