☆とどのパラレルワールドカテゴリ☆
パラレルワールドとケン・ウィルバー、アニメ・コミック、ジョン・タイターなどを統合してみました。
現在と A年後の未来の世界は、A年の間隔を保って 同じ時間を経過する。
未来や過去といえど、決して止まっているわけではない。
パラレルワールド的世界観が、現代から近未来的な見方である。
ドラえもんの場合、タイムマシンを使い 過去に行ったとすると、タイムマシンを使う前から、未来にタイムマシンを使うことは決まっている。 (子どもの視点を強調)
この世界は創発である。つまり、うんと昔は、現代が創発することは予測できない。具体的には全く不明なのだ。創発しなかったかもしれない。
そして現在、タイムマシンという技術は創発していない。空想の域を超えない。未来に発明されるかもしれない。だが、もし発明されるなら、現在に来るはず…。来ないのであれば発明はされなかったのか?
おそらく答えはノーである。発明されても、現在には来れないのである。なぜなら、現在はタイムマシンなんて創発していないのだから…。
もう少し考えてみよう。 この、未来に発明されたのなら、現在に来るはず! これは まだ〝子ども〟的 見方である。〝未来に発明された〟というのは未来の話ではなく過去の話である。正確には、未来にそれが創発して初めて、過去にそれがあったと言える。現在まだタイムマシンは発明されていない。つまり未来への推測である。そう。〝タイムマシンが発明されたのなら…〟と言うのは正しくない。そう言えるのは、本当に発明されてからなのだ。
ではタイムマシンで過去を変えるのは不可能なのか? こう考えてほしい。〝変えられた過去〟とは 現在よりも さらに未来にある、と。
時間すらも、創発の対象になる。 創発が、その創発してきた時間そのものを創発しはじめる…としたら?
現在、つまり今に意識を集中してみよう。考えてみれば不思議である。自分は選択することができるのだ。
人生とは選択である。そして選択とは、いくつかの人生をつくり出す。その中の1つを選び取るということなのだ。その他の世界は、仮想的に複数あることになる。これは現象学的で一人称的見方であり、社会・文化的見方でも多元的見方でもないが、この考えにより、人生とは無限にある。そして、もし、その無限の人生すべてをくじにすると、そのくじびきでこの世界を引き当てる確率は無に等しい。
つまり…今とは不思議である。ただ奇跡なのだ。宇宙がもう一度ゼロからやり直しても、二度とこの世界はできない。
そこで気付く。タイムマシン技術を悪用すると大変なことになるのではないか? 原爆だけでも世界は消える。未来の創発は、現在よりも便利であればある程、悪用のスケールも大きい。多元的、統合的に言うと、創発したものはそれまでの世界に無かったものだから、悪用のしようも、活用のしようもなかった。
もし未来の原爆技術(に当たるもの)がタイムマシン技術ならば、その悪用とはどのようなものなのか?
本題に入ろう。タイムマシンはできるかもしれない。現在、タイムマシンが来ないので、無い ということにもならない。では、パラレルワールドは無数にありすぎて来ないのか?来れないのか?それも何かちがう。現在タイムマシンが無いのに、都合良くそんなものが来るのだろうか?まるで進歩をこの宇宙の外の誰かに任せるみたいで、今までとはちがう。
たぶん、自分達、この世界の人間がタイムマシンを発明しなければそれは起こらないのだ。しかも、今からタイムマシンを発明するまでに、無限のパラレルワールドが出来、発明にこぎつけるパラレルワールドはほんの1にぎりかもしれない。その辺は想像の領域だが、もし私たちこの世界がタイムマシンを発明したらどうなるのか?
つまり、船や飛行機、宇宙船など、世界中心的、地球的、惑星的に意識を高める乗り物が出来たように、タイムマシンという、パラレルワールド、つまり、無数に独立した多次元世界中心的な意識を高める乗り物が出来、社会や文化、人の〝いのち〟や 歴史、今まで文献や研究くらいでしか確かめようも無かったあらゆる分野の大革変が起こる。
少なくとも、ほぼ人類全員が今までに無かったような、進歩の恩恵を受ける。紙に書くのをワードで行えるようになるのと同じように、人生をこの世界以外で生きることが出来るようになるのかもしれない。
この世界にタイムマシンが来ないのは、まだそれが創発していないからだ。ならば、タイムマシンが来た世界は、それが創発していたことになる。現在でも、未来を含んだ現在と そうでない現在があることになる。
その現在は、この現在よりも はるか未来にある。 その現在はこの現在とは違っていく。この世界の文明の発展とはちがう発展をする。宇宙人が来ても同じことだ。惑星どうしで文明の異なる場合、宇宙中で最も文明の高い惑星に、それ以外のすべての惑星は文明を合わせて高めることができる。進化の矢の社会・文化的な側面は、宇宙人や未来人によっても加速しうる。
もしパラレルワールドがタイムマシンによって証明された場合、健全なスタンスは、全てのパラレルワールドは 1つ1つがかけがえ無く、その中の ひとりひとりが かけがえ無い。
一方、病的なスタンスは、パラレルワールドのすべての人間、すべての生きとし生けるものは淘汰される運命にある…というようなものだ。世界が無数にあっても、そのひとつを米粒のようだ…というのは間違っている。むしろ、より、他の世界にとらわれないで生きていくべきなのだ。
本題に入る。ここからがおもしろい。
♢ 6次元パラレルワールド
現在とは4次元である。 3次元(空間)+1次元(時間)である。これが世界である。これにパラレルワールドを組み込むと5次元になる。
ちょっとふれておくと、3次元(空間)に加える1次元(時間)は無限大である。それと同じように、現在世界(4次元)にさらに1次元(パラレルワールド)を加えると、それも無限大になると述べておきたい。
現在世界が過去から未来まで、3次元(空間)を無限に存在させたものであるのと同じように、5次元パラレルワールドは、4次元(現在世界)を、時代差を持たせて無限に存在させたものである。
つまり、互いに独立した、様々の時代の現在である。過去~現在~未来(4次元)の線形空間ではなく、これら(4次元)のどの時代を取っても、それは同時に現在として存在するパラレル(5次元)ワールドである。
つまり、今現在しか無いのではなく、あらゆる現在が無数に存在し、独立しているということである。
そして これらは 4次元(現在世界)の過去と未来である。
もし、5次元タイムトラベルをするなら、そこはきっと、あなたの知っている世界の過去と未来である。にもかかわらず、今この世界にはタイムマシンがやって来ないし、未来は無数にあるがゆえ、誰もがタイムトラベルのお決まりの矛盾に納得しないだろう。そんなあなたは すでに 5次元パラレルワールドの世界観をお持ちだ。映画やアニメなどをくり返して見られる現代は、そもそも4次元世界を対象として見ているので それが5次元認識なのである。これを現在世界にあてはめると、映画やアニメは、本当に起こった、あるいは起こる、過去や未来である。
ここから本当におもしろくなる。5次元パラレルワールドとは いわば、歴史が決して変わらない独立世界である。まだ前タイムトラベル的なのだ。私達がタイムトラベルすると出現する世界。それが6次元世界。本当のパラレルワールドである!
~ ♢ ~
さて。今より未来、タイムマシンが完成し、タイムトラベルができるようになった。そこであなたは過去に行くことにする。
が、ふと疑問に思う。過去から最近までに、もし私達がタイムトラベルしたのなら、そのときタイムマシンはニュースで取り上げられていたはず。でも、完成まで、そんなニュースは無かった…。
疑問と期待を胸に過去へ。さてその人が見たものは!?
それは、すでにタイムマシンブームの世界である。しかし、私の時代の過去にはそんなことは無かった。一体全体これはどういうこと?
機長におそるおそる聞いてみると…。
機長:『あぁ、それはですね。この宇宙はパラレルワールドだからです。色んな過去があるんです! 』
『えっ!!?? 』
『あの!!?? 元の時代には帰れるんですか!? 』
このとき初めて、あなたはタイムトラベルの恐さを知った。
機長:『はい。大丈夫ですよ。… … … 』
~ ♢ ~
この話に出てくるパラレルワールドとは 5次元パラレルワールドのことではなく、6次元パラレルワールドだ。
6次元パラレルワールドとは、5次元パラレルワールド群を無限に存在させたものである。自分の存在する世界群(5次元)とは別の世界群が無数にあるのである。タイムトラベルの話の人は、自分がいた5次元世界とは別の5次元世界に来たのだ。
タイムトラベルとは歴史を変えることである。あなたがタイムトラベルした時点で、タイムトラベルの対象世界(4次元)の歴史は多かれ少なかれ変わってしまう。だとすると、対象世界は、自分の知っている世界ではないことになる。もしそうだとすると、(なぜ過去にタイムマシンが来なかったのか?という)矛盾が出る。(あらゆる事象で矛盾が出る。)
そして、対象世界(4次元)が自分の知っている世界(歴史)ではないのなら、対象世界群(5次元)も同様、自分の知っている世界群では無い。もちろん、そちらのタイムトラベルしたことの無い人々は、そこの世界群を知っている。(そこの世界群しか知らない。)
~ ♢ ~
そして、対象世界が自分の知らない別の世界である以上、歴史は変わったのではなく、始めからこうだった、のである。これが6次元パラレルワールドだ。
では、歴史は、未来は変えられるのだろうか?
まず、6次元パラレルワールドをグラフにしてみよう。横のx軸に現在世界(4次元)、縦のy軸に時代差(+1次元)を取り、さらにz軸を加えた(x,y,z)3次元グラフの側面である、(z,y)2次元グラフ である。
さて、さきほどのタイムトラベル。あなたは10年前に行ったのだとする。あなたの知る10年前は点O《y=0》である。あなたがタイムトラベルした世界は、点O《y=0》ではなかった。ちなみに、タイムトラベル前の現代をO´《y=10》とする。《 》の中は、(x,y)2次元グラフとして見たとき。 ( 点Oはx軸を表し、手前から後ろの方向 )
では、タイムトラベルした世界はどこなのか?これを、A《y=0に重なる》と表す。
ここで、OやO´はタイムトラベル前の5次元群(O群)を表す。O群(z=0)、A群(z=A)である。
(y,z)グラフで、O群(y軸。Z=0 )から距離があればある程、その5次元群(y軸に平行。Z=a ……aは定数)はO群とより歴史的に隔たりがある、ということになる。(とは言え、z軸に具体的な数値は付けない。現時点ではOやAにとどめておこう。)
あなたは点Aで、かつて告白できなかった恋人に告白したとしよう。(おそらく過去の自分もいるのだが。)そしてその人は10年後のあなたの世界では亡くなっている。
歴史は、未来は変えられるのだろうか?
① 10年後の元の世界O´に、恋人を連れずに戻る。
この場合、元の世界が変化することはない。(だが自分自身は十分に変化するだろう。)
② 10年後の元の世界O´に、恋人を連れて戻る。
本人が同意すればの話だが、当時の自分を惑わせることになる。
③ この世界Aに残る。
この場合、恋人の死因がはっきりしており、かつ、対策もあるのなら、未来は変えられる、と思われる。
・もちろん、②や③の場合、当時の自分に危害を加えないのが前程である。そういう法があるはずだ。もちろんAで当時の自分を殺しても、あなたは死なない。(物騒な話してごめんなさい!! )
歴史は、未来は変えられる。ただし、正しく変えるには、時を超えることの重みを知る必要がある。
グラフ2で、さらに、点Bをとる。AからO´に帰らずに、AからBに行くとしたら?《BはO´・y=10 に重なるとする。》BはO´とは異なるAから10年後の世界で、B群に属する。
④ 新たな10年後の世界Bに行く。これは難問である。確かにAで変えるべきところは変えた。だが、BでO´と同じになっても、Aの10年後が必ずしもそうだとは限らない。
グラフ2で、A´( A ,O´)をとる。(グラフ3。) これはA群の、O´と同様の現代である。ただし、あなたは、これより10年後にしかA´の世界は経験できない。今すぐA´にタイムトラベルすることはできないのだ! これは6次元パラレルワールドの特徴である。
もし、O´(現代)からO (10年前)に行こうとすると、タイムトラベルのラグでAに行きつく。AからA´に行こうとしても、ラグでBに行く。ただし、O´に戻ろうとすればAからはO´に戻れる。(グラフ3。)
何の予備知識も無ければ、OとA 、A´とBは混同される。例の話で、OとAは、歴史のちがいにより気付いたりした。
では、未来はどうだろう? A´とBはどうなのだろう?
グラフ4は、新しく取ったO´, O, A である。Oを現代、O´はOの1000年後の未来、Aは、Oからタイムトラベルした1000年後の未来。もしAで、地球が滅亡していたとしよう。このとき人類はどうするだろうか? 私たちの1000年後O´は、Aと同じになるのだろうか? もしそうなら、大変なことになる。Aは幻ではなく、A群で現実である。それが人によるものかは分からないが そういう歴史あったことだけは認めなければならない。まずは地球を調査することから始めるのではないか? そこで、人の戦争なのか、パラレルワールド間での戦争だったのか、災害だったのか? 何らかのメッセージや技術図は? 今より昔ならともかく、より文明が発達したであろう時代であることを念頭に置く。
未来は変えられる。ただし決まっている。そして、自分達が存在する世界の結末は、知ることができない。
次はAから500年前。Oから500年後に相当する、Bに行くのではないだろうか? そこで地球が無事であれば、OとBの交流が真剣に始まるだろう。
実際は、O群と歴史的に酷似している、複数の群(例えばA~E群)の世界(A~E)にタイムトラベルできる。同じ時代(例えばAにF,G,H,Iが重なる。)に複数タイムスリップすることもできるはずだ。(ヴァリエーションのヴァリエーションとして7次元定義できる。)
~ ♢ ~
一番意味を持てるのは 自分が生きてきた世界である。
―― タイムマシンで過去に行き、大切な人に想いを伝える。〝未来を変えてほしい! 〟と。
~ ♢ ~
ワームホール、大小色々な大きさのトンネルである。 大型で、東京ドームのようなタイムマシン型宇宙船に乗り、5万人がタイムトラベルするなら 大きなワームホールが要る。比べ、2,3人乗りの小型宇宙船では小さなワームホールで良い。もしかしたら、この地上で、タイムスリップができるかもしれない。そして、ワームホールが繋がっていれば 何度でも その間を行き来できるが、消せば、もう行き来は出来ないだろう。
問題は、ワームホールを長時間 つなげれば つなげるほど、歴史が変わってしまうことと、もしワームホールを消せば元の世界に帰れない可能性が高いことだ。
また、これまでは、文明の軍事利用が地球内だけだったことに対し、タイムトラベル後は、中世や古代の支配者、近代の帝国主義者と、他パラレルワールドにまで広がる。今まではそういう時代が現代兵器を生むことがありえなかっただけに、細心の注意を要する。1000年後、地球が滅亡していたなら、原因はこれかもしれない。
~ ♢ ~
私達が今生きている世界すら、歴史が変わった世界かもしれない。 遠い未来人が、そっと手を貸していたのかもしれない。 50年前だったのか、1000年前だったのか?
この世界は創発しているのだという。創発が加速しているのは、未来人が手を貸し続け、宇宙がくりかえしてきたからかもしれない。もしそれが真実だったのなら、きっと―――。
(そして、文明が発達すればするほど人口も減る傾向にあるため、いつかは――。そしてタイムマシンでタイムスリップすることもできる。 たぶん、今よりは文明の進んだ地球に。)
♢ 6次元パラレルの進化 。
現代Oからタイムマシンで未来のAに行く。(グラフ4。) だが、1000年後の話でもそうだったように、AがO´から派生している限り、矛盾が残る。 O´はOの未来である。
6次元パラレルの特徴は、決して自分の世界(群)の未来は知ることができない。では、AはO´とは別世界なのか?一体どこから派生しているのか?
最初に創発の話をした。創発する時間そのものを創発しはじめる…と。実は、AはO´から派生したのではない。O´がAから派生したのである! (正確には、A →O →O´)
これは重要である。世界群は創造されるのだ。(それでも創造された世界群は非時間的に存在が決まっている。)
グラフ7でz軸を創発(ヴァリエーション)としてみよう。
z軸は世界群が創造された時間的な順序を示している。AとOは同じ時空間(x軸)を共有しているわけだが、OよりもAの方が未来である。また、(x,y)グラフで見ると、線O´の後ろに線Aがある。
そして、x=0でタイムマシンを使ったとすると、たとえO世界で使ったとしても、相対的にA世界から使ったことにもなる。タイムマシンとは二つの世界(次元)に穴を開けることだからだ。こう考えてほしい。A(未来)からO(現在)にタイムマシンを使った…。と。これは、Aの、O当時 (現在の時刻に当たる) よりも O(現在)の方がより未来であることを示している。(見かけとは逆である。) そこに この話の鍵がある。
ドラゴンボールを例に取ろう。(x,y)グラフで、(y=0)は現代、(y=20)は20年後の未来である。未来から来たトランクスの世界である。今、(y=20)では、人造人間により地球は壊滅状態である。今(y=0)では、フリーザ親子が地球にやってくるところである。(y=0)と(y=20)は同じペースで時間が流れ、その差は20年である。 今、トランクスが(y=20)と(y=0)をつないでやってきた。そしてフリーザ親子を倒した後、悟空に言う。 特効薬を持って。 (y=20)より、(y=0)の方が、現在(当時)で比べれば、有利である。そう。(y=0)は(y=20)を含んだのである。(y=0)は(y=20)の過去でありながら、(y=20)の今である。そして、(y=0)の方が(y=20)より、よりハッピーエンドになりうる。
グラフ7では、Aが(y=20) 、Oが(y=0)で、z軸(創発軸)的に、Aの方が過去にある。ならば、セルのいた23年後(本当は27年後?)の未来は、(仮にBとすると、) Aよりさらに左(過去)にある。AはBを含み、Oは、AとBを含む。(B⊂A⊂O) そうやって、世界はより高密度になってゆくものと思われる。
( ドラゴンボール の 発展✧解説は こちら )
自分の世界(y=20)は決して変わらない。 彼が本当の意味でやさしかったから、現代は未来を含むことができた! そうやって つながっていく。宇宙は、つながっているんだ!
~ ♢ ~
創発とは不思議である。まるでそのことが将来起こるかのように… 決して決まっているわけではないはずなのに、その本質は決まっていたり、想像の域を超えているが、本当にワンダーである。
♢ 6次元パラレルの高度 。
これは 垂直的にインディゴの高度なのである。
ターコイス(L/8)のヴィジョン・ロジックとは、その、運命を自分で決める、という曇りの無い理性(大文字の理性)によって特徴付けられる。 自分の決めた道を自らの意志で選び取り、100%の精度で実行する。 ウィルバーによると、ここまでが、合理的な範疇に入る。
それ以上の高度(インディゴ・L/9~)になると、良く分からないのが現状であった。(ウィルバーは、ウルトラヴァイオレット・L/11まで指摘している。)
そして今回、このパラレルワールド理論(仮説)を正直に(現象学的に)立ててみて、自分自身の意識がなにやら今までに無い輝きを放ちはじめた。
(一般に、ヴィジョン・ロジック、すなわち光明論理とは、無数のデータを時間をかけて統合した後、そのシンプルな結果から、今までに無かった何かすばらしいものをパッと直感することである。逆に高次の直感は、その後に論理を構築する。)
人生が二度と同じではなくなったような気がする。
地球市民社会がターコイス(L/8)の社会構造であり、私達の常識すべてを使い切って(理性で)理解できる構造の上限である。ならば今やまだ理性の範疇では常識とされておらず、しかもヴィジョン・ロジックを使って導き出された世界ならば、それが次の構造(インディゴ・L/9)の手がかりになるのではないか? もしかすると、この、パラレルワールド群すべての世界にまで広げた宇宙中心主義が、インディゴの科学、インディゴの道徳、そしてインディゴのすべての発達・構造に対応するのではないか? (まだ 世界は丸い地球の上にある、とされていなかった頃、世界は丸い地球で、飛行機が存在する…と未来を予測するのに似ている。)
合理的な科学力によって初めて 世界は丸い地球だと知る乗り物が出来たように、超合理的な科学、つまり、未来の科学によってしか、知ることのできない構造と、その乗り物があるのではないか? 私は これをインディゴの(L/9の)文明と呼びたい。
♢ 水平的なタイムトラベル
さて。この世界は不思議である。 寝ている人が ちがう部屋で起こっていた事を言い当てたり、空間を越えて遠く離れているはずの家族の会話を聴いたり、1ヶ月後の予知夢を見たりする。
人が共通して持っている、それはごく身近にある。 夢である。
夢とは不思議である。ただ眠っているだけ(体を横たえているだけ)なのに、私はここにはいない。そして、どこか、知っているような知らないような、ものすごくリアリティのある世界にいる。しかもそれだけではない。夢は、自分の願いに答えてくれる。告白できなかった恋人と再び話していたり、成りたかったものになっていたり、いつもの自分とちがった自分でいられたりするのだ。これは、発想を変えてみると、タイムトラベルそのもの!
インディゴのサトルボディは、パラレルワールドを意識・理解し、包含し、統合する。
瞑想は 平均して 2段階の垂直的な発達を示す。 瞑想の目標のひとつは、夢見時に意識を保てるようになること。つまり、夢は人類に創造力を与える。
~ ♢ ~
既視感(デジャヴ)。 これは、予知夢の一種と言われる説もあるが、一般には、この瞬間に一瞬で感じるものである。
インディゴ(L/9)の世界観で説明すると、デジャヴとは 5次元パラレル(私達の世界群)を 直接認識している。 ――― 今より、未来の世界のあなたは、今、この瞬間を経験した。 〝経験する〟と同時に〝経験したことがある〟と感じる。
今の自分と未来の自分の意識は 呼応・共鳴していることになる。
これを夢に応用してみる。 あなたの意識は、デジャヴのように 未来の世界のあなたと呼応(共鳴)している。 まるで未来のあなたは今の自分のように感じる。意識はもはや2つではない。 あなたは 後日 この瞬間を生きるのである。
この話は6次元パラレルで記述した方が適切だろう。 あなたは、別の5次元群の未来 (そしてほぼこの世界と変わらない未来) に タイムトラベルしたのである。あなたは、パラレルワールドを確認したのだ!!!
予知夢が無い (覚えていない) → 事が起こってから それを予知夢と知る (なんとなく思い出す) → 予知夢に意識を保ち 最終的に回避する (良い予知夢は成就) ―― 予知夢のマスター。(夢の強化 / 瞑想・意識の強化)
予知夢をマスターした後は、どうなるのだろう? デジャヴになるのでは?
デジャヴが多いほど、あなたは予知夢をマスターし、6次元的に進化してきたのかもしれない。
予知夢のマスター ・・・ 微細(サトル) / デジャヴ ・・・ 元因(コーザル) 【 夢と現実、次元と次元の間にギャップが無い。】
~ ♢ ~
・自然神秘主義(L/9,S/g)…今生きている世界は、5次元的に運命は決まっている。 5次元的とは、4次元的な、人の実存的な意志(L/8)が100%自由に存在すること(不確定性)を包含している。 4次元であるこの世界では、実存的に人は自由だが、選び取れる歴史は1つの時間の軸【現在世界】に1種類である。 私達は最大限の自由の下に生き、しかも、人生は決して火花のようでは無い。6次元的に、私達はタイムトラベルし、私達の未来は新たに、新たに創発してゆくのだ。私が死んでも、あの愛し、愛された日々は今ここで(6次元パラレルワールドで)起こっているのだ! より洗練されて。
・神聖神秘主義(L/9,S/s)…私達は夢を見る。夢とはタイムトラベルだ! 私達はこれまで、ずっとずっと、6次元的に創発してきた。私達のいるこの5次元群も、そのうちの1つだ。その流れの中にあるのだ。私達は アンモナイトだった。私は今 アンモナイトになっている。この間、私はナチズムの強制収容所にいた。あんな歴史をくり返してはいけない。私は泣いた。それは今まさに起こっていることだからだ。私は未来の世界にも訪れる。それは、6次元的に過去の未来ではある。 私達は、この、過去の未来の先人達を超えてゆかねばならない。未来は、現代より、文明が発達していた。私はワクワクする。それは近いうちに、この世界でも創られるだろう。過去とは今である。今この瞬間なのだ! 私達は過去の歴史を変えることはできない。過去の未来の歴史も変えることができないのだ。でも、未来の過去の未来は変えることができる! そして、すべては6次元的に確定している。私達ができることは…そう…ただ今までと同じように、そしてより強く、真剣に生きること! 一生懸命に生きること。
・無形神秘主義(L/9,S/c)…私の中に宇宙がある。宇宙は様々な形をとる。時には空想と記憶が夢という宇宙の中に生起する。時には、歴史がそこに生起する。 私の知らない未来の歴史…それは私が、今、ここで知っているものだ。私はすべてを知らない。ただ、私という宇宙は 無‐時間 であり、歴史は永遠に悪夢なのでは無い。時間とは、私という、制限された粗大意識がつくり出す幻である。すべてはただひとつ。恐れることは何も無い。
・非二元神秘主義(L/9,S/nd)…パラレルワールド。なる程。それは僕を混乱させた。眠って、朝起きて、僕は考えた。小鳥のさえずり、シャワーの暖かさ。ただ好きな人とずっと一緒にいたい。僕はこの世界がひとつでないことを知っている。それはすべてがありのまま ひとつだから。別に、多くを望んでいるわけでは無い。ただ…少し世界に嫉妬している。大好きな人に、今日は告白しに行こうかなぁ…。
~ ♢ ~
現在では、ティール(L/7)の技術が創発しようとしている段階である。私は、タイムトラベルに対応する技術をインディゴ(L/9)として位置付けた。
なぜなら、実存的世界観(内面的な L/8)に、パラレルワールドの世界観が無いためである。
一般に、(L/6~L/8)の世界観はポストモダンと呼ばれている。これは、論理性でヴィジョン・ロジック、道徳段階で世界市民的、技術的には情報社会を示す。(L/6~L/8)を1つの層と見なすことも出来る。
アニメなどでは、ポストモダン (L/7くらい) の近未来的世界観にタイムマシンが登場したりする。が、登場人物達はパラレルワールドの世界観をほとんど認識していない。文明とは、まず内面から創発し、社会化されてゆく。そのため、ある程度文化的な認識が無いと、研究が行われるのも難しいだろう。
ウィルバー5【AQAL】によると、ターコイス(L/8)は、ひも理論(10次元)を理解し、五人称的視点に立つことができる構造‐段階である。次の、インディゴ(L/9)は、超‐グローバルで、六人称的視点に立つことができる構造‐段階である ―「インテグラル・スピリチュアリティ」― 。五人称的視点(L/8)とは、惑星的(地球的)であり、大文字の生態系が理解される高度である。六人称的視点(L/9)とは、超惑星的(宇宙的な意識の始まり)であり、宇宙が私達の社会構造に組み込まれる最初の高度である。もし、宇宙がパラレルワールドであるなら、この時点で、六人称的視点とは、パラレルワールド宇宙中心的な視点である。
ウィルバー5では ヴァイオレット(L/10)の世界観も記述されている。ここでの(L/10)とは、超次元的社会理念を持った、七人称的視点である。
五人称的視点(L/8)は惑星ホロン階層、七人称的視点(L/10)は無限のホロン階層にまで、範囲が広がる。この途上にタイムトラベル的な、パラレルワールドの世界観(視点)があるとすると、六人称的視点(L/9)は、様々な次元の世界を社会に組み込み、七人称的視点(L/10)は、次元の創発 (視点) を社会に組み込む。七人称的視点(L/10)は、後‐タイムトラベル的であり、六人称的社会(L/9)が歴史を変えようとするのに対して、歴史そのものを見守っていくと考えられる。
パラレルワールド的世界(L/9)が視点に組み込まれた時点で、この世界は対象(視点)になる。絶対的なものでは無くなるのだ。
例えば、私達の次元の社会では、もう存在していない人でも、別の次元の社会では存在しているのだという事をリアルに感じる、ということ。
六人称的社会(L/9)では 別次元に存在する恋人にプロポーズ、七人称的社会(L/10)では より軽やかな多次元的交流――― 。(L/9)に比べて、タイムトラベル技術の日常性はさらに深まっているに違いない。
~ ♢ ~
夢を見ていると、私達の心と出会うことができる。 これは、宇宙 つまり 私達の歴史である。今よりも昔の時代かもしれないし、今よりも新しい時代かもしれない。 私達という宇宙が持っている 今そのものだ。
宇宙は歴史を語る。私達はずっと昔から、多次元と交信してきた。そして 今まさに起こっている 創造のひらめきを体験し、創発のポテンシャルを充満させてゆく。
創発した宇宙の総体が私達を導き続け、自分達の意志で新たな歴史を刻んでゆく―――。
♢ 6次元パラレルワールドのアップデート (多次元パラレルワールド)
グラフ9で、O(現代)よりAの方が、歴史の展開が遅く、AよりBの方が歴史の展開が遅い。(B⊂A⊂O)
OよりA´の方が歴史の展開が速く、A´よりB´の方が歴史の展開が速い。
x軸(時空間)のかわりに、X軸(ヴァリエーション)を取ると、さらに多次元なグラフになる。図の直線に重なり、点Oを通る直線を無数に描けば、O(現代)から、様々な過去や未来に行くことができる。なお、点Oの位置に点Aを持ってくれば、さらに無数の直線ができる。この2つのグラフを、O,A 共通の一直線を除いて独立している(他のすべての直線は重ならない)とすると、今いる世界から、無限にタイムトラベルできる世界が広がる多次元グラフができる。
OからAにタイムトラベルする時も、OからBにタイムトラベルする時も、図の直線を通るとすれば、OからBに行くとき、Aも通ることになり、電車の駅のように、パラレルワールド上で 〝優しい〟✧✧✧
(2010年2月上旬)
[BLOG Key Word : Ken Wilber 5,AQAL,Integral,parallelworld,theory,JAPANESE,JOHN TITOR,world line,time paradox]
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☆★☆ この〝1ページ〟は 直観的に読める「要約版」です。
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