通りすがりのアニメ好き「残った困難さは、敵のシーンが、そのまま真似ると 大きな犯罪であることが多いような、本当に どうにもならないものであるという点。この場合、遂行矛盾をすべて否定しきらない限り、アニメのストーリーとして、子どもに、視聴者に、約束を果たしたとは言えない。必ず、敵側のそのすべての矛盾を 解体しきらなければならない。架空の世界であるからこそ、許された、実在をモチーフにした権力者の解体。その仕事の複雑さ、覚悟と勇気は、作者にとっての、とてつもない試練 なのだ。」
そう。見ている僕らも、ストーリーを完結させるために、展開を信頼して、主人公たちの困難を〝体験〟しなければならない。それは、いくつかの視点で、僕らの実際の社会で 起きていることだろう。